サーモウッドとは、フィンランドで開発された画期的な木材熱処理技術です。
サーモウッド技術により薬剤を使用せず、高い寸法安定性・耐久性を保持することが出来ます。
180°C~250°Cの高温で熱処理することにより、木の組織は変性し、高い防腐性と寸法安定性を持つ優れた木材となります。
近年ヨーロッパではサーモウッドの活用が増えてきており、日本でも輸入販売というかたちで普及しつつあります。
ヨーロッパと日本では、気候も建築基準も全く違います。
そこで私たちは、国産材でサーモウッドを作れば素晴らしい建材になるのでは?と考えたのです。
ヨーロッパの熱処理技術を湿度の高い日本向けに改良し、高知県産木材のサーモウッドを実用化しました。
高知県産木材で作ったコーモクスーパーサーモは、環境や体に優しいエコ素材として、ウッドデッキ、外装材、フェンスなどにご利用頂いております。
薬剤は一切使用せず、水と熱だけを使って処理しているので、安全で環境にやさしい保存処理木材です。
防腐性能が高く、ヒノキと同等以上の効果を発揮。木材を腐らせる菌類に強い木材です。
外壁やフェンスなど、目に触れる場所への利用を可能にする抜群の寸法安定性。均質なので、設計・加工次第で自由なデザインでご利用いただけます。
国内工場での生産のため、安心・信頼の品質でお届けします。
都市部の気温は、ビルの輻射熱や冷房の排気熱などによって、夏になると周辺地域よりも数度高くなります。
これがヒートアイランド現象と呼ばれ、光化学スモッグの原因となる大気汚染物質の生成も助長します。
コンクリート+防水塗料とサーモウッドの建物外壁で、1日の表面温度の推移を比較すると、サーモウッドは最大で9.1°C低い数値を示しました。
これはヒートアイランド現象の低減を目指す上で効果的です。既存のコンクリート外壁をサーモウッドで覆うことでも効果が得られます。
一般の住宅でも、外壁や屋根・壁合板に従来の構造用合板より熱伝導率が15%低いサーモウッドを使用すれば、快適な住環境づくりに大変有効です。